3階からダイブ編6

貴重な体感の初日

子供の頃から夢見た入院がこんなだったとは思わなかったね。仰向けのまま身動きがが出来ない状態だった。動く関節は、頚椎から上・肩関節・肘関節・手関節・指関節・足関節。膝関節は動くのだろうけど仰臥位(仰向け)のため動かないのさ。つまり、肩から指先までの両手と首と顔は自由に動く。足指と足の甲は少しだけ動く状態だね。それ以外の動きをすると激痛が股から全身を駆けぬけたね。他にも咳をしては激痛でアヒー。笑っては激痛でワッハッハアッ!アヒーン。という状態さ。股の筋肉に力が入るとアヒーとなったよ。
そして内臓の活動が停止し、どんなに気合を入れてもお小水とお便がお出にならなくて、落ちてから半日経っても小水が無いのでバルーンカテーテル尿道に装入と言う貴重な経験をした。そのとき、看護婦に「初めてだからやさしく入れてね」と言うギャグは忘れなかったよ。股が骨折しているために装入が痛かった事!最後にありがとうの代わりに「うそつき!!やさしくすると言ったのに!」と言うリップサービスも忘れなかったね。なんだろう自分の気持ちを覚られたくないのか、見栄を張っているのか、地獄の検査の時に「今度こそ患者に優しくすると決めた」(この時、精一杯のリップサービス)などといっていたなぁ。
夜になっても便が出てくれず。腹は張り大変痛く。腸閉塞になるといけないと言うので浣腸&オムツのレアなコースを体験!オムツ&カテーテルコースはこの後も約2週間に亘りつずいた。
入院初夜にはオバケの声を聞くと言うこれまた貴重な経験もする。これがよく言う幻聴!!原因は腹と骨からくる痛み、そして少しも動けない体等のストレスだと思う。この時より夜が嫌いになった。
 
今日もここまで!今回は喋り口調で書いてみました。少しは笑えましたか?