8日は休みだった

朝からだらだらしていると、昼にHAHAZOUが言った『会長亡くなったって』
会長とはCHICHIZOUとHAHAZOUがよく通った小料理屋?の大ママだ。オイラもよく行ったが10年前に娘のチイママに店を任せ入院してからアクの強い客が増え合わないので行かなかった。
お店に大ママが帰って来ているというので見に行った。安らかな表情だった。
さて呑みなおそうと《日本酒&焼酎バーG》に行く。客は大ママの訃報を聞いた人々だったが一人だけ空元気なお姉さんがいた。
元気なお姉さんは痛々しかった。見ず知らずのオジサンと元気に喋り、マスターがホローしていた。
会話中マスターが『なぁ!いっちゃん!?』とかける声に答えていたが大ママの事があったのであまり乗っからずにいた。
客がお姉さんとオイラの二人だけになったときに、つい聞いてしまった。
『何かあったの!?』
お姉さんが勢いよく答えた『なんかあったのってねぇマスター』
嫌な予感が増した。声に勢いと誰かの文句と自分を責める言葉とが出てきた。ますます嫌な予感が増した。マスターが聞き役になる。
お姉さんは失恋したのだ。それも2月にマスターが紹介してくっつけて前日の7日にお姉さんがふられたのだ。予感が的中した。
声に泣き声が出てくる。テレビを見ているとマスターが『なぁいっちゃん』と聞いてくる。お姉さんもうるうるした目で見つめる。
うわぁ〜来たぁ
しばらくすると客が来てマスターは客の対応をすると、お姉さんはカウンターに座っているオイラに話し掛けて来た『隣座っていい?』
駄目なんでて言えない。
お姉さんは言う。私の何がいけないの?結婚って言い過ぎた?でも、良い人だったのよ!!
イヤー大変だった!このこんなシーンがドラマであった?とか考えたが大変だった。
オイラの箸を取り上げられて目の前のきんぴらが食われ、泣いて突っ伏す。
常連のお客は何か勘違いをしており話し掛けて来ない。カウンターに座った常連のおばちゃんも『何か一杯呑んで・・・あっゴメン』って絶対勘違いしている。オイラが彼女を泣かせとかているわけではない。
ただ酒呑み損なった。
最後に妖怪SHIGEBAAが来店して酸いも甘いも経験した人生を生かしお姉さんに説教しつつ諭し慰めていた。
最後に知ったが2月から今までで3回しか会ってないんだって
それは、どうだろ?