プロローグ

2ヶ月ほど前の事、泥酔いで爆睡中のICHIZOUにMAKOZOU*1から電話があったらしい。内容は家族旅行に行きたいとの事!・・・?う〜ん・そんな電話があったような気がする。ん!あーあったあった行くって言った。だが、用事を入れてしまったがな。そーんな電話覚えているわけが無い!!
だから、行かない。21日は行きつけの施設の祭りの手伝い。22日は野球チームKのバーベキュー大会。もう予定が入っているから嫌だ。行かない。・・・と言うわがままが効かない状態まで話が進んでおり、これらの予定を丁重にお断りし、家族旅行に参加する。
 

旅行の始まり

参加者はHAHAZOU*2・MAKOZOU・YOMEZOU*3・NANAZOU*4・そしてICHIZOUの5名。本日、東京駅にて集合する。そのときに前からの疑問をぶつけててみた。

「今日は何処に行くの?」
行き先は犬吠崎。まず東京駅から【しおさい3号】に乗って銚子に行き、銚子から【銚子電鉄線】で犬吠に行くらしい。犬吠崎は地球がまるく見えるらしい。んっ?あぁ〜行った行った犬吠崎!なつと!!地球がまるく見えるタワー昇った。あの頃が懐かしいなぁ。いいなー。
今日用意した旅の持ち物はTシャツとパンツと靴下を一枚づつに保冷ケースと保冷剤と麦酒(500ml)を4・5本。それだけ!
まず、しおさい3号に乗りNANAZOUをツマミに麦酒を呑む。姪っ子酒じゃぁ〜!1l呑んだ時に銚子に付き銚子電鉄線に乗り換えた。その銚子電鉄線は車両が一両しかなく良い感じだ。
気持ち良く乗り換えて電車が出発するが荷物がなんだか軽い。あー保冷ケースとその中身一式しおさい3号に忘れた。その後のテンションがガクンと下がる。
 

NANAZOU危機一髪

犬吠の駅で今晩の麦酒4本と日本酒四合瓶2本を買い今晩泊まるグランドホテルへ行く。そのグランドホテルに行く途中の下り坂が急な事!40度位ある。YOMEZOUは坂の上から先頭にいるMAKOZOUを呼ぶと同時にMAKOZOUに向ってNANAZOUが乗っている乳母車を落とした。NANAZOUは砂利道をもの凄い勢いで下りながらコースを外れて行く。慌てる大人達。NANAZOUはあともう少しのところで大惨事を免れていた。YOMEZOUを叱り飛ばした酔っ払いのMAKOZOUはその後海岸の絶壁からNANAZOUを乳母車ごと宙吊りにしYOMEZOUに怒られていた。
 「自分の娘でやるか?ふつう!!」
と言って怒っていた。(ToT)/誰か娘を宙吊りにしても良い他人いませんか?募集中!!
12時半にはホテルに到着した我が一行は荷物をホテルに預け海岸探索へと向う。海岸と言っても岩場だ!ほとんどが絶壁になっており、そこに遊歩道が出来ている。遊歩道の幅は人が擦れ違う事がやっと出来るぐらい。もちろん階段は多くトンネルもあり道は波しぶきで濡れている。そんな所を10ヶ月のNANAZOUを連れて行くと言う無茶を強行する。目標は向うの先っちょにそびえる灯台灯台へは舗装されたアスファルトの道もあるのだが、自称海人達の自己満足を満たすため我が一行は海岸沿いの遊歩道を進む。階段と悪路のためNANAZOUを抱き寄せて進む。途中海辺に下りれる場所ではNANAZOUと一緒に岩場を飛び越え進む。遊歩道の突き当りに《これより立ち入り禁止》の立て札を見付けるとNANAZOUを預け一人で柵を越え朽ち果てヌルヌルした遊歩道を探検する。ボロボロの階段を登り、幅1m位の亀裂を飛び越え進むと赤ん坊の帽子と靴が散かり朽ちており立て札まで逃げ帰る。帰りの方が恐かった事。
様々な困難を乗り越えた一行はようやく灯台へたどり着くが、入場料が200円掛かるうえにエレベーター無しの階段が99段ありHAHAZOUが嫌がるので中止し近くのお土産屋で休憩する。休憩後の帰り道、アスファルトの歩道で帰りたいと言うHAHAZOUとYOMEZOUをよそに遊歩道への道らしい下りの坂を下りるMAKOZOU。そっちは行けないと2人が言うと「行けるよ!!遊歩道へと続いているよ!」と地元のお婆ちゃんが二人の言葉をさえぎったのがきっかけで遊歩道での帰りが決定する。
この遊歩道がこれまた凄かった。道は行きと同じ道だったが波が凄い。崖に打ち付けた波が遊歩道を襲っている。遊歩道に打ち寄せる波のリズムで遊歩道にバシャバシャーンと波が激しく降ってくるのだ。下手したら手すりの隙間から崖の下の海に落ちる勢い。向うの波が弱い場所では中学生達が海パンで騒いでいる。寒くないのか?修行か?などを思いつつNANAZOUをしっかり抱え小走りに進む。しかし襲い掛かる波、大きな悲鳴!後ろを見るとMAKOZOUが足を波で救われ滑っている。さらばMAKOZOUよ!!NANAZOUは任せておけ引き受けた。どよめく中学生。NANAZOUと共に無事生還。
MAKOZOUも片足が崖からはみ出ただけで無事に生還(ちぇ)中学生達になぜか大人気のMAKOZOU(上手い事やりやがって)まさしく大惨事を逃れたNANAZOU。MAKOZOUが抱いていたら今頃・・・
 

ホテルに到着

さて、今晩泊まるグランドホテルは[日本一朝日が綺麗に見える温泉のホテル]がうり文句。海辺の崖の上に建っており部屋の窓から海が綺麗に見える。まさしく絶景だ!!
びしょ濡れのMAKOZOUの体を乾かすためチェックイン30分前に入るが30分待たされる。
絶景の部屋に付くとまずは入浴だという訳で温泉に入る。温泉は6種類あり、お湯番の人がおり背中を流してくれる。温泉から見える海も絶景なので明日の朝日を温泉で見ることを決心する。
入浴後には涙をこらえて再放送のDrコトーを見ながら麦酒を呑んだのだが買った麦酒の4本をMAKOZOUと二人で呑んでしまった。それにしても子供同士がこらえながら泣くドラマはずるいね。
 

宴会

ドラマの終了後に麦酒を買いに行くが何処にも無い!!30分位歩いたが無い!駅は18時に行ったのにもかかわらず閉まっている。グランドホテルの麦酒は中瓶で870円なんじゃーたっけー高い!!ちなみにリボビタンDが330円。だが無いものはしょうがない。ホテルのお土産屋で冷酒四合瓶1本買い、夕食にエビスを2本と日本酒1合とウーロン茶を付け昼間の日本酒四合瓶2本を加え宴会の準備完了。
食事は部屋に持ってきてもらい。美味しい夕食で美味しい酒をいただき楽しい夜は過ぎていくのでした。

*1:

*2:オカン

*3:弟の嫁

*4:弟と嫁の子。姪10ヶ月