酒呑み介助

昨日は個人介助のバイトだった。
夕方に電話があり、今日は呑み会に参加するので呑み屋に直接来てほしいとの事。おー嬉しい!そのような介助は大歓迎!!いつも呑んでほしい。
呑み屋に着くともう呑み会は始まっており、その中の車椅子の男性が「僕はいないほうが良い」とか「僕は死んだほうが良い」等と言い皆に説得されていた。今日の呑み会はこの男性を盛り上げる呑み会だった。
人それぞれ置かれている立場というのがある。今は、介助者として金を行政からいただきこの場にいるのだ。呑み会のメンバー5人の酒の減りが遅いのだ。夕方の電話があった時点で頭と心はもう呑み会モードだ。それも、何時もより沢山呑める気分で心身共に絶好調だ。この5人の著しく遅い酒のペースが苦しめる。また、食べ物も著しく少ない。おあずけをくらっている犬の気持ちがわかる。いま、一番欲しいのは酒だが贅沢は言わない!食べ物でも食べたい。だが、介助者が勝手に食べ物や酒を頼み呑み代を上げる訳にはいかないのだよ。あ〜助けてぇ!!神よ!どうしてこの様な試練をお与えになられるのか?
目の前の酒を呑んでいない人が焼きおにぎり茶漬けを頼んだ。ああいいなぁ!しかし、なまじ酒を呑んでいるしなぁ。だが、その酒も残り少し!これを飲み干してしまうと周りに気を遣われてしまうしなぁ。おっ先程からネガティブな事しか言わない車椅子の男性が抹茶のぺペロンチィーノのスパゲッティーを頼んだ!ナイス!!「多めに盛っておきました」と店員。おおーグッジョブ!!いい仕事するねぇ店員!だが、「これ、僕一人で食べていいんですよねぇ?」とネガティブメン・・・なんだそりゃー。
(ToT)/
それはないよネガティブメン。「あっ食べる?」と言われた他のメンバーは2・3本食べていたが、それは出来ないよう。立場的にも人間的にも。そもそも日本の文部省が悪い!障害というものを過大評価し障害というものを持った子供達を隔離して《家→バス→学校→バス→家》という囲まれた決まった同じ人間関係の中で過保護に育て体験する機会をことごとく奪い去ってしまうのです。だから、今回の様な事件が起きるのだ。
という事で文部省!食べ物代と呑み代を保障して下さい。いや、保障するべきだ!!
 
その後は言うと、呑み会の後で要介護者のOさんと蕎麦屋に行き日本酒と蕎麦を手繰った。満足しています。