高尾山で遭難!?

起床時間は11時前。外は快晴だ!よし高尾山に登ろう!!交番での魔力はまだまだ解けていない模様。おにぎりを握り、保冷ケースと保冷剤を用意して11時半に家を出る。高尾山口に12時半到着。ふもとのコンビニにてトイレを済まし麦酒を2缶プレミアムモルツとクラッシクラガーそしてスポーツドリンクを買い、保冷を万全に施していざ登山。今日のコースは6号路だ。川沿いに登り途中から川の中の飛び石の上を沢登りするコース。今日はこないだ降った雨の影響で川の水が増量している。うん!いい感じだ!!楽しめそうですなと思いつつ登るが、いやー人が多く辛い。登山道が狭く人が擦れ違うだけで精一杯なため長い渋滞が出来るのでペースが乱されてしまう。それでもどうにかも登り川の飛び石の手前に差し掛かる。すると、年配の登山者が回り道を進めているのだ。こっから先は大変だと言うのだが我が探検隊は此処で怖気付く訳にはいかない。このために此処まで来たのだ!進め!!と沢登りを始めるが自然を軽くなめている。頂上に着くと軽い休憩をして隣りの城山を目指し出発する。今日の目的地は城山の頂上で相模湖を見下ろしながら麦酒を呑み、持って来たおにぎりと頂上で売っているなめこの味噌汁を頂くのである。
城山までのコースをいつもの尾根づたいのコースではなく、前に1回通った脇道を一時使う事にして道をそれた。擦れ違う初老の人々(若者はこんな道は通らない)に挨拶をしながら進軍すると目前にススキの野原が広がり道が消えてしまう。ようやく見つけた道はススキで隠れており気のせいか獣道に見える。よし我が探検隊進め!!(←ダメ)ススキはもうジャングルのように生い茂っており腰から下がまったく見れない。足元の草の棘が足に刺さるそれでも此処は道だ進め!ジャングルをようやく越えると薄暗い森があり下りの道になっている。しばらく進軍し気が付くと前後左右に道が無いではないか。来た方向を引き返し道に合流しこれから進むべき道を見極める。すると道が見えてくるが解りにくい気を付けないと見失ってしまう。また、その道は険しくこんな道を先程の初老の人々が通ったのか?いや無理だと思う!しかし、そこには確かに道がある進め!!(←ダメダメである)気を付けながら心躍らせて進むとえらく急な斜面にぶち当たった。眼下20メートル下に林道が見える。
あっ白いシャツのお兄さんが歩いている。声を掛けるか?いや、やめておこう此処から大きな声を出すのは恥ずかしし。又、誰か通るだろう今はこの斜面を下りよう。それにしても急だ。あっ崖になっている!3・4メーターはあるだろうか?ぎりぎりまで下りようわが隊に後戻りは無い!進め!!ほら、そこに木の根っ子がある!つかめ!そこの草は?ダメか!あっそこにも木の根っ子がある使えるか?よし大丈夫だ!おっと大変だ此処から先が進めない。3・4メートルの崖の全貌が掴めない。コースは左右2つあるが、どんな崖で崖の下はどうなっているのだろうか?そもそもあれから人が通らない。心細い!先程はあれほどうざかった人間が今は恋しい。どうする?考えろ!考えるんだ!!崖の左のコースはは岩が見える右のコースは土と草か?安全を考えると右のコースか?崖まで約1メートルあるが左右のコースに近づくにはそれぞれ滑って行くしかなく左の岩は危険だろう。だがズボンを汚したくないな後々恥ずかしい。まず、イメージトレーニングだ。コースは右だろう。気を付けても滑るな!そうしたら崖がからが危険だ落ちたらまず足の屈伸のばねで重力をころそう。それで無理なら柔道の受身だ!そう3階の窓から落ちた事もある大丈夫だやれば出来る子だ。イチッ・ニッ・サンッ・…‥うわあ〜
ふう、無事に滑り落ちた!だが、此処は何処だ!?人が通るまで大人しくしていよう。一休みだ。
と休むがいっこうに人が来る気配が無く、とりあえず坂を下りる。すると見たことある風景が広がる。そうあれは去年の12月1日に今日とは別のコースで登山中に同じく崖にぶつかりロープで降下した事がある。その時の道だ!うーん、いつまでも成長を知らないアホだな!!
その後、「今から城山に登るんですか?」と擦れ違う登山客に驚かれながらも「目的地ですから!!」と言い残し頂上を目指すのだった。
頂上の相模湖を眼下に見ながらの麦酒とおにぎりとなめこの味噌汁が美味しかった事。