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昨日は立ち呑み屋で職場のUと呑んだ後、すぐ家に帰りレンタルしたDVDを見た。

博士の愛した数式

博士の愛した数式 [DVD]交通事故の後遺症で記憶が80分しかもたない博士と新しい家政婦と家政婦の子供との物語り。
博士の価値は事故が起きる前と起きた後では変わらない。それは、博士の人間性と事故が起きるまでの生き方が素晴らしいからである。俗に言う障害やハンデと言うものを背負う前に博士が培って来たものは俗に言う障害やハンデ等では揺るぎ無いものなのであろう。
今までの家政婦は直ぐに辞めてしまうのだが新しい家政婦はそんな博士にのめり込む。博士から見れば毎日が新しい家政婦との出会いだが家政婦から見れば博士との積み重ねがある。そんな二人の距離は日増しに短くなっていくのである。
新しし家政婦は博士を派遣先の可哀相なお爺ちゃんというより自分と同じ人間として見ている。そして自分の息子と一緒に、同じ人間として博士を心で感じながら尊敬していくのである。あのような関係もあるのだなと気付かされた。80分間より前の出来事を覚えられない博士が新しし家政婦との仲が近づいていくのだ。
この映画の雰囲気が明るく爽やかに感じ心地よかった。
博士は数学を通してこの世の真理や哲学を考えており、教えている。中学生の時にこの映画を見たら数学に対する考え方も変わっていたかなぁ?