母の味

 病院の仕事が終わり。夕方の仕事に行く。
 バイト先は一人暮らしの手足が利かない人。もう十年来の付き合い。入り口のドアが開いているのを良いことにドアを開けると「トントン」と料理の音。向こうのお母様が来ていた。

竹の子ご飯と稲荷と鰹の刺身をご馳走になりながらの食事介助と入浴介助をしてバイトは終了。